SSH・SGH指定校における探究学習のカリキュラムに関する検討 --研究開発関連文書の分析を通して--

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  • 田中, 孝平
    日本学術振興会特別研究員; 高等教育学コース博士後期課程3回生

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Curriculum of Inquiry-Based Learning in SSH and SGH: Analysis of Documents Related to Research Development
  • SSH ・ SGH シテイコウ ニ オケル タンキュウ ガクシュウ ノ カリキュラム ニ カンスル ケントウ : ケンキュウ カイハツ カンレン ブンショ ノ ブンセキ オ トオシテ

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説明

本研究では,SSH・SGH指定校における研究開発に焦点をあわせ,研究開発の中核である探究学習のカリキュラム編成の意図についての分析を通じて探究学習を研究する際の視点を提示した。そのために,本研究では,SSH指定校69校とSGH指定校56校の研究開発関連文書の計量テキスト分析を実施した。その結果,SSHでは科学技術系人材の育成を目的とした実験を強調しているのに対して,SGHはグローバル・リーダーの育成を目指した国内外のフィールドワークを重視していることが確認された。また,設置者別分類を考慮しても大きな変化はみられなかった。さらに,同一市内の大学学部数が多いほど,関連機関との連携を密になる可能性が示唆された。これらの実証的知見を通じて,探究学習のカリキュラムを分析する観点として,本研究は,連携先の種類やその有無,地域の位置づけ,課題の捉え方があることを提示した。

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