第37回日本がん看護学会学術集会において交流集会を開催した経験 : 介入研究を多機関共同で行うためのロジスティクス構築

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抄録

日本がん看護学会は,がん看護に関する研究,教育,実践の発展と向上に努め,もって人々の健康と福祉に貢献することを目的として1987年に設立され,5,300人を超える会員を擁する。第37回日本がん看護学会学術集会は,2022年2月25・26日にがん研究会有明病院の清水多嘉子看護部長を学術集会長としパシフィコ横浜ノースにて開催された。新型コロナウイルス感染症の影響で,ハイブリット方式による現地開催およびライブ配信,オンデマンド配信にて開催された。筆者らはこの学術集会において現地での交流集会を開催した。 学術集会における交流集会は,研究者グループがそれぞれのテーマで自由に企画・運営し,参加者との学術的な交流を行うことを目的としている。筆者らは,「通院患者のがん疼痛セルフマネジメントを促進する看護介入プログラム」(以下,CPSM プログラム)の有効性を検証する非ランダム化比較試験を行っている研究者である。多機関共同で介入研究を実施するにあたり,研究のロジスティクスの構築に苦慮した経験から,がん疼痛看護や介入研究に関心のある研究者や臨床看護師と意見交換したいと考え交流集会を企画した。交流集会には54名の参加者が集まった。本稿では,交流集会の内容を紹介し,参加者に実施したアンケート結果も踏まえて報告する。

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