保育士の職務継続意志に関連する要因 − ストレッサーと職場認識に着目して −
書誌事項
- タイトル別名
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- Factors Related to the Intention to Continue Working of Nursery Teacher − Factors on Stressors and Perceptions about the Workplace −
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抄録
本研究の目的は,保育士の職場におけるストレッサーや,職場をどのように認識しているかという職場認識が,仕事を継続していきたいという意志に関連しているかどうか,関連しているのならどのように関連しているのかを明らかにすることである。仕事を継続していきたいと思う気持ちの中には,「今の場所で仕事を続けたい」という意志と「保育の仕事を続けたい」という意志との2種類があると考え,2つの職務継続意志に対する関連を分析した。 保育士288名を対象に質問紙調査を行った結果,ストレッサーが職場認識に影響を与え,職場認識が職務継続意志に影響を与えていることが分かった。特に「職場の人間関係」というストレッサーが「職場の共通意識」という職場認識に影響を与え,この認識が「今の場所で仕事を続けたい」という職務継続意志に強い影響を与えていた。また,「保育の仕事を続けたい」という職場継続意志に強い影響を与えている職場認識は「専門職としての誇り」であった。
収録刊行物
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- 児童学研究 : 聖徳大学児童学研究所紀要
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児童学研究 : 聖徳大学児童学研究所紀要 26 21-28, 2024-02-20
聖徳大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050863097246692864
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- NII書誌ID
- AA11304862
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB