Pectobacterium carotovorumによるゴボウ軟腐病(新称)の発生
書誌事項
- タイトル別名
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- Pectobacterium carotovorum ニ ヨル ゴボウ ナンプビョウ(シンショウ)ノ ハッセイ
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説明
2020年5月,熊本県菊池市で収穫されたゴボウにおいて,出荷時は健全であったが,市場で黒く変色し,軟化腐敗する症状が見つかった。腐敗は根部切り口部や表面から内部に進み,腐敗部分から白色,全縁の集落を形成する細菌が分離された。分離細菌を接種したゴボウ根部で腐敗症状が再現され,ゴボウ葉柄での病原性も確認された。分離細菌の細菌学的性質および種特異的プライマーを用いたPCR 検定により,分離細菌をPectobacterium carotovorum と同定した。本種によるゴボウの病害は国内では未記載であるので,新病害としてゴボウ軟腐病(英名:Soft rot)とすることを提案する。
収録刊行物
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- 九州病害虫研究会報
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九州病害虫研究会報 68 44-47, 2022-11
合志 : 九州病害虫研究会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050863483155285248
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- NII書誌ID
- AN00055757
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- ISSN
- 03856410
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- NDL書誌ID
- 032559610
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL