アラゲキクラゲ菌床栽培における収量の安定化と培地基材としてのスギオガコ利用の検討

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  • アラゲキクラゲキンショウ サイバイ ニ オケル シュウリョウ ノ アンテイカ ト バイチ キザイ ト シテ ノ スギオガコ リヨウ ノ ケントウ

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アラゲキクラゲ(Auricularia polytricha)菌床栽培の安定的な発生のため,培地への炭酸カルシウムの添加効果,培養の温度と期間,および発生時の二酸化炭素濃度を検討した。また,培地基材に用いられる広葉樹の代替に,近年,資源量が充実しているスギの利用可能性も検討した。その結果,炭酸カルシウムを培地絶乾重量の2%加えると発生量は約2倍になること,培養温度を慣行の21℃から24℃,または27℃にすると,培養期間がそれぞれ7日間,または13日間短縮できること,二酸化炭素濃度は700ppm以下が適していることが示された。また,広葉樹基材の50%までをスギオガコに代替可能であることが示された。

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