インドネシア稲作における技術効率の分析 : 品種と地域差に着目して
書誌事項
- タイトル別名
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- インドネシア イナサク ニ オケル ギジュツ コウリツ ノ ブンセキ : ヒンシュ ト チイキサ ニ チャクモク シテ
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説明
本研究の目的は,インドネシアにおける稲作の技術効率を推計し,栽培品種との関係を明らかにすることである。SPD2014の個票データを用いて,確率的フロンティア生産関数により,インドネシアの稲作の技術効率を推定した。その結果,以下のことが明らかになった。インドネシア稲作の平均的な技術効率は0.61であり,既存技術のもとで収穫量を向上させる余地がある。カリマンタン,スラウェシ,マルク・パプアは特に技術効率が低いのみならず,地域内で技術効率のばらつきが大きく,他地域よりも技術効率向上の余地が大きい。新品種の導入は技術効率の向上に寄与する。また,地域の生育条件に即した品種の採用は技術効率の向上をもたらす。
収録刊行物
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- 開発学研究
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開発学研究 33 (3), 11-16, 2023-03
藤沢 : 日本国際地域開発学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050863483155639040
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- NII書誌ID
- AN10358482
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- ISSN
- 09189432
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- NDL書誌ID
- 032823411
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- KAKEN