ケチュア語への招待
Description
本稿では、そのうち、『アンヘリカの現代ケチュア語入門(一)』の内容を、大幅に改良し、日本の大学生向けに簡約化したものを紹介するとともに、補論として、「ケチュア語の数の表わし方」を追加した。紙数の関係上、『入門(一)』の第六課、語彙、接辞の詳しい説明、練習問題などは、省略した。なお、関心があるなら、語彙については拙稿『小辞典』を、接辞の詳しい説明については拙稿の「接辞」および「接辞(H)」を参照すること。また、ケチュア語の表記は、一九七五年一〇月にペルー政府によって制定された正書法(教育大臣令第四〇二]ニー七五号)にほぼ準拠している。スペイン語からの借用語で、まだケチュア語に同化されていないものは、イタリックで表記してある(ただし、固有名詞は除く)。さらに、ケチュア語は、日本語と同じく、接辞が重要な役割をえんじる膠着語の仲間であるから、ケチュア語の接辞の理解を助けるために、例文などは、すべてハイフンにより分かち書きしてある。
Journal
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- 奈良史学
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奈良史学 (21), 104-121, 2003-12-01
奈良大学史学会
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050863483155770368
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- ISSN
- 02894874
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB