書誌事項
- タイトル別名
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- インヨウカ ノ サンジン コウセイ ニ ツイテ : ケンロウゴボク ニ ミル
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説明
室町時代は陰陽道の最盛期である。平安・鎌倉時代に細分化していた陰陽家は、南北朝を経て安倍有世系統・有茂系統と賀茂在弘系統の二家三系統へと集約していく。しかし集約後は、安倍氏と賀茂氏という二家間での争いへとシフトする。将軍家あるいは公家への奉仕をする場面は、室町時代史料には多く現れる。そうした奉仕の場面で構成あるいは招集される陰陽師の面々には、一体どのような基準があったのだろうか。陰陽師を招集\nする側にとって有力な陰陽家あるいは陰陽師は、重要な祭祀・儀礼において必要不可欠である。\n 平安・鎌倉・室町時代と変わらず重要なある種の不定期的な卜占であった「軒廊御卜」を中心に参陣する陰陽師にどのような基準があったのか、\n法則性が存在したのかを検証してみる。これにより、貴族たちの当時の陰陽家に対する評価を明らかにできるだろう。
収録刊行物
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- 奈良大学大学院研究年報
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奈良大学大学院研究年報 (18), 208-188, 2013-03-01
奈良大学大学院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050863550660094336
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- NII論文ID
- 120005265113
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- NII書誌ID
- AN10533924
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- NDL書誌ID
- 024392982
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- ISSN
- 13420453
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles