マーガレット組織からのPCRによる根頭がんしゅ病菌の直接検出法

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  • マーガレット ソシキ カラ ノ PCR ニ ヨル コントウ ガンシュビョウキン ノ チョクセツ ケンシュツホウ

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香川県下のマーガレットに形成されたがんしゅから細菌を単離し,病原性や16S rDNAの塩基配列を調査した結果,単離された細菌はマーガレット根頭がんしゅ病菌(Rhizobium radiobacter(Ti))であると判断された。また,マーガレット根頭がんしゅ病の発病により形成されるがんしゅが大きいほど分枝数が減少し,切花の生産性に影響を与えていることが確認できた。マーガレット根頭がんしゅ病菌を植物組織からPCRを用いて直接検出するための試料採取部位としては,株元に近い茎の表層または根が適しており,株元から離れるほど検出されにくくなる。試料は液体窒素などを用いて十分に摩砕することが望ましい。また,シリカモノリススピンカラムを用いてDNA抽出を行うことで,短時間で高感度の検出が可能である。

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