療養者の生活への視点を持った技術習得のための看護技術教育の実践と評価 ─ベッドメーキング技術に着目して─

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  • リョウヨウシャ ノ セイカツ エ ノ シテン オ モッタ ギジュツ シュウトク ノ タメ ノ カンゴ ギジュツ キョウイク ノ ジッセン ト ヒョウカ : ベッドメーキング ギジュツ ニ チャクモク シテ
  • Study on Exercises to Promote the Acquisition of Nursing Skills Assuming the Life of a Caregiver —Focusing on betting technology—

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本研究では療養者の生活という視点を育み、看護技術に含まれる看護の意味と意図を理解した看護技術教育について、看護学生のベッドメーキング演習における技術の修得状況から現状と課題を検討することを目的とした。A大学看護学科1年生91人を対象にしたベッドメーキングの看護技術試験での評価に関して、学生の自己評価と教員評価とを比較した。その結果、学生の自己評価の平均値は27.33点で、教師評価の平均値は26.23点であった。学生の自己評価と教員評価の母比率の差の検定では、「安全にベッドを作ることができる」と「三角形と四角のコーナーを上手につくるζとができる」の項目に有意差(p<.01)がみられた。今後は、学生が主体的に療養者の生活をイメージするための事前学習や共同学習の手法を用いた演習のありかたを検討する必要性が明らかとなった。

Journal

  • 生活文化研究

    生活文化研究 57 1-10, 2020-03

    大阪教育大学家政学研究会

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