東日本大震災後の避難生活と健康影響

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書誌事項

タイトル別名
  • ヒガシ ニホン ダイシンサイ ゴ ノ ヒナン セイカツ ト ケンコウ エイキョウ
  • Health effects of long-term evacuation due to the great east Japan earthquake
公開日
2024-03-31
資源種別
departmental bulletin paper
公開者
名古屋 : 名古屋市立大学経済学会

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説明

東日本大震災発生から10年以上が経過した現在も、4万人を超える避難者が各地に存在する。震災後の長期的な避難生活や不慣れな土地での暮らしは、人々の健康状態に無視できない負の影響を及ぼしている可能性が高い。本研究では、東日本大震災が避難者の健康に及ぼす中長期的影響について定量的に明らかにする。分析には、避難者数と入院および外来患者数の都道府県パネルデータを用い、双方向固定効果モデルによって避難者数の増加に伴う入院・外来患者数の変化を推定した。分析結果より、東日本大震災の被災に伴う避難者の存在が、日本各地で入院・外来患者数を増加させたことが分かった。この結果は、被災地から日本各地へ散開した避難者の健康状態が悪化したことを示唆している。避難者の健康へのマイナス影響は特に高齢者で顕著に認められ、その影響は震災後数年を経ても弱まるどころか、むしろ強まった。こうしたマイナス影響の大きさは、年齢に加えて、都道府県間でも大きく異なることから、避難施設や避難地域の居住環境の違いなどによる心身への悪影響が推察される。

収録刊行物

  • オイコノミカ

    オイコノミカ 58 (2), 81-93, 2024-03-31

    名古屋 : 名古屋市立大学経済学会

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