左足舟状骨疲労骨折骨接合術後の競技復帰に向けたアスレティックリハビリテーションと栄養に対する取り組み:大学生男子バスケットボール選手の一事例

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  • Athletic Rehabilitation and Nutritional Approaches for Return to Competition of a Left Foot Navicular Fatigue Fracture after Osteosynthesis: A Case Study of a University Student Male Basketball Player

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本研究は,左足舟状骨疲労骨折を罹患した大学男子バスケットボール選手に着目し,受傷の要因について検討し,競技復帰までの取り組み,競技復帰後の再発予防及びパフォーマンス向上のための取り組みをまとめた実践事例である.この選手は,K 大学へ入学後,両足の疲労骨折を繰り返し罹患した影響により,全国大会に繋がる試合に出場することが出来なかった.特に3 年次は,左足の舟状骨疲労骨折を罹患し,手術を行った.この選手が疲労骨折を繰り返す原因として,食生活の乱れや,競技復帰に向けたリハビリテーションが不十分な点等が考えられた.そこでA 選手は競技復帰および障害予防のためのリハビリテーションに取り組みつつ,大学教員で公認スポーツ栄養士である食事アドバイザーから栄養指導を受けて食事改善を図った.これらの取り組みを経て,術後4 ヶ月後に競技練習復帰,術後5 ヶ月で試合復帰を果たした.その後も補強トレーニングメニューを変更して継続しつつ,身体のケアや食生活の更なる改善を実施して疲労骨折の再発防止,パフォーマンス向上に努め, 4 年次では年間を通して公式試合に出場を果たし活躍することができた.

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