糖尿病を有する人に対する看護介入とその評価の現状 : 国内での文献検討から

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タイトル別名
  • トウニョウビョウ オ ユウスル ヒト ニ タイスル カンゴ カイニュウ ト ソノ ヒョウカ ノ ゲンジョウ コクナイ デ ノ ブンケン ケントウ カラ
  • Literature review of nursing interventions and evaluations for the persons with diabetes mellitus in Japan
  • 糖尿病患者に対する看護介入の効果と評価 : 文献検討

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説明

医学中央雑誌Web版(Ver.3)を用いて,1994年から2004年の過去10年間に,糖尿病を有する人を対象に,看護師が行った教育や指導などの看護介入行為のうち,その効果が患者の持つ問題の解決に有効であると報告されている研究論文の分析を行い,以下の結果が得られた. 1.対象となった論文は16編あった. 2.介入内容は食に関連するものが11編あった.看護師は,患者の持つ問題の明確化,その具体的な対応,到達目標の設定に対して,患者が主体的に取り組むことができるように,患者の情緒面も含めて援助していた. 3.介入内容の評価を看護師が行っていたものは13編あった.評価項目は糖尿病の血糖コントロール指標としてのHbA1cがすべての文献で用いられていた. 以上のことより,今後は,患者の自己管理を支援するために,患者が一貫して主体的に取り組めるような介入方法を開発することが必要である.また,介入結果の評価においては,血糖コントロール指標に加えて,患者の行動や心理の変化を適切に評価できる評価方法や評価指標を開発する必要があると考えられた.

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