指圧を看護ケアに取り入れた事例の文献検討

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タイトル別名
  • シアツ オ カンゴ ケア ニ トリイレタ ジレイ ノ ブンケン ケントウ
  • Analysis of cases applying shiatsu massage for nursing care

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説明

東洋医学の1つの手法である指圧を看護ケアに取り入れた論文の検討を行ない,その効果と問題点を明らかにすることを目的に,『医学中央雑誌』(WEB版ver.3)を使用して1993年から2003年まで10年間に,看護師による指圧の影響が明らかにできた論文を抽出した.その結果10論文が得られた.10論文の内訳は排便障害(便秘)の軽減および排ガスの促進5件,癌化学療法実施時の副作用(嘔気・嘔吐等)の軽減3件,癌性疼痛の軽減1件,リンパ節郭清後に発生した浮腫の軽減1件であった.それぞれの論文に共通して言えることは,患者が指圧について肯定的に捉える場合は,その効果が非常に大きいことであった.さらに指圧の圧迫部位,圧迫の強さ,頻度など,まだ一定の手技と効果が得られていないため,追試験を重ねる必要性が示唆された.

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