書誌事項
- タイトル別名
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- Generation and Development of Japanese Expressions with “ni”
- 「 ニ 」 ニ ヨル ニホンゴ ヒョウゲン ノ セイセイ ト テンカイ
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説明
本稿では,機能語「に」が日本語表現の生成や展開において果たしてきた役割を,文法・意味,第二言語習得,文章(文体),談話の各側面から,通時的・共時的に探り,次のことを述べた。(1)格助詞「に」は,古代語において,多くの用法を担っており,現代語における格助詞「に」の用法の多さもこれを引き継ぐもので,これは,また,日本語学習者の使う日本語に「に」に関連する誤用が多いことにもつながっている。(2)古代~近世の文章(文体)において,格助詞「に」,および,その転じた接続助詞「に」は,和文の文章展開において重要な役割を担っており,一方,「~に」型の副詞や,格助詞「に」から派生した複合辞は,漢文訓読体において多用されている。近代文学(近代小説)の誕生には,「に」を多用する文章展開・文体からの脱却がかかわっている。(3)現代語の談話において,「に」にディスコースマーカーとしての機能がみられるようになってきている。
収録刊行物
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- 拓殖大学語学研究
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拓殖大学語学研究 (151), 1-30, 2024-10-30
拓殖大学言語文化研究所
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050865408968280064
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- NII書誌ID
- AA11868777
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- NDL書誌ID
- 033803142
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- ISSN
- 13488384
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ