自傷行為としての性行為―直接的自傷行為・間接的自傷行為との比較を通して―

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書誌事項

タイトル別名
  • Sex as Self-Injury: A Comparison with Direct and Indirect Self-Injury

説明

近年，自傷行為の一形態として性行為が用いられるsex as self-injury 概念に焦点が当てられつつある。主にスウェーデンで研究されている概念であり，研究の数も少数であるが，いずれ国際的に提案される可能性があるなど今後より注目が期待される。そこで本研究では，自傷行為の一形態としての性行為に関する研究を概観し，直接的自傷行為と間接的自傷行為と比較検討を行い，理解を深めることを目的とした。その結果，直接的自傷行為および間接的自傷行為と共通している点，自傷行為の一形態としての性行為特有の点が明らかとなった。現在は研究が限られているため，今後日本での適用可能性や特徴を調べていくことが求められる。

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