Case Study of a University Student Creating a Low Phenylalanine Diet for Phenylketonuria.

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  • 大学生によるフェニルケトン尿症のための低フェニルアラニン食の作成事例
  • ダイガクセイ ニ ヨル フェニルケトン ニョウショウ ノ タメ ノ テイフェニルアラニンショク ノ サクセイ ジレイ

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フェニルケトン尿症(Phenylketonuria, PKU)はフェニルアラニンの代謝異常によって生じる常染色体潜性遺伝疾患である。血中フェニルアラニン濃度のコントロールが出生直後からの一生涯にかけて必要なため,継続的な食事療法が必要となる。本研究では大学生を対象に,PKUの病態や支援に関する理解を深める目的で,14歳以上のPKU児を想定し1食分の低フェニルアラニン食を作成させた。その結果,低フェニルアラニン食60例が収集された。平均フェニルアラニン量は306.02mgであった。また感想から,(1)一般的な食事療法と異なりタンパク質を制限する献立を考える難しさ,(2)タンパク質やフェニルアラニン量を計算することの難しさ,(3)低タンパク質の米や大豆ミート,PKU用ミルク等の特殊な食材確保の困難さ,(4)フェニルアラニン含有量と食事満足度のバランスの問題,(5)小児PKU児が楽しんで食事できるようにする工夫の5点が,低フェニルアラニン食を継続的に用意する上で課題となることが分かった。

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