被験者自身の三人称イメージによる「一定でないリズム」のイメージ課題 は右前頭極を賦活させる ―被験者自身と第三者のイメージ課題によるfMRI研究―

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書誌事項

タイトル別名
  • Right Frontopolar Cortex Activation during Imagery Tasks using the Subject's Own “Irregular Rhythmic Movements” Third-Person Image —An fMRI study of imagery tasks using the image of others and the subject's own image from a third-person perspective—
  • ヒケンシャ ジシン ノ サンニンショウ イメージ ニ ヨル 「 イッテイ デ ナイ リズム 」 ノ イメージ カダイ ワ ミギ ゼントウキョク オ フカツ サセル : ヒケンシャ ジシン ト ダイサンシャ ノ イメージ カダイ ニ ヨル fMRI ケンキュウ

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説明

今回我々は予め撮影した被験者自身の三人称イメージ映像と第三者の三人称イメージを用いて，実際には運動を行わず模倣運動を想像するイメージ課題を行い脳活動の検討を行った．イメージ課題は，「一定でないリズム」とした．被験者自身の三人称イメージを用いて運動イメージ課題を行った場合，第三者の三人称イメージ課題を行った場合と比較して，右の前頭極，右の舌状回，左の紡錘状回が有意に賦活した．前頭極は脳の最も新しい部分の一つであり，複数の脳のネットワークに参加する．前頭極を含む複数のネットワークが共同し，自己と他者および一人称イメージと三人称イメージを分別し行為へと結びつける可能性がある．前頭極は自己の行為と他者の行為を「自己の視点」と「他者の視点」を切り替えて理解する部位であることが示唆された．

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