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Outcome and issues of Situation based Simulation in Basic Nursing Education : From the viewpoint of the student
Bibliographic Information
- Other Title
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- 看護基礎教育における状況設定シミュレーションの成果と課題:学生側の視点から
- カンゴ キソ キョウイク ニ オケル ジョウキョウ セッテイ シミュレーション ノ セイカ ト カダイ : ガクセイガワ ノ シテン カラ
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Description
〔目的〕学生側の視点から状況設定シミュレーションの成果と課題を明らかにし、今後の状況設定シミュレーションの改善への示唆を得ることを目的とした。〔方法〕A 大学看護学科1 ~ 4 年を対象に、無記名自記式質問紙調査を実施した。A 大学の状況設定シミュレーションの目標や事前学習等の評価等について、4段階で回答を求めた。「そう思う」「ややそう思う」を肯定的回答、「あまりそう思わない」「思わない」を否定的回答として、学年別の差をみるため、χ2検定を行った。〔結果〕状況設定シミュレーションの目標に対する評価では、「SBAR を用いて報告できるようになった」は、学年間に有意差があり、学年が上がるにつれて肯定的回答が上昇していた。事前に提示された課題以外に、関連する知識や技術演習をしてきた学生ほど、デブリーフィングでの積極的な発言や主体的参加、ディスカッションへの集中等が高い傾向にあることがわかった。デブリーフィングは、「学習内容が深まった」の評価は高かったが、「積極的に発言できた」の評価は他の項目と比較して低かった。学内でシミュレーションを経験して、「実習で患者に接する際のイメージができた」学生は多かったが、「緊張感が軽減できた」「看護をする自信がついた」学生は約70%前後に留まった。〔考察〕A 大学の状況設定シミュレーションの目標は概ね達成されていた。「SBAR を用いた報告」は、他の項目と比較すると肯定的回答が低いが、高学年になるほど学習経験が積み重なり、自信がついていくと思われる。デブリーフィングで積極的に発言できるためには、学生側だけではなく、教員側の姿勢も問われる。今後は、少人数での実施やアイスブレイクを取り入れ、発言しやすい環境をつくるとともに、教員側の姿勢として、「できた、できない」を評価するのではなく、「失敗してもよい、そこから学ぶことが重要である」という前提を再認識する必要がある。
Journal
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- Journal of the Institute Nursing Science Seitoku University
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Journal of the Institute Nursing Science Seitoku University 1 25-36, 2019
聖徳大学
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1051130853392924416
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- NII Article ID
- 120006893610
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- NII Book ID
- AA12915679
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- ISSN
- 2435354X
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- NDL BIB ID
- 032359154
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
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