津田学園小学校における「水辺のいきもの」観察実践の評価

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  • Evaluation of the educational practice of "Waterside creatures" observation at Tsuda Gakuen Elementary School

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抄録

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本研究では、三重県桑名市の津田学園小学校において行われた、校庭のビオトープ及び河川における生き物観察に対する評価を行った。評価は水辺の生きもの」への感じ方及び観察活動への評価を形容詞一対比較法により、授業全体の評価を一枚ポートフォリオ法により行った。その結果、児童は「水辺の生きもの」に対して「おもしろい」、「すばやい」生き物であると感じており、観察活動が児童にとって「わくわくした活動」であったことがわかった。また、観察前に比べ、観察後では認識がより具体的で生物の生活に即したものに変化したこと、児童は、生き物が特性に応じた環境を選択して暮らしていること、食べる・食べられるという生物間の関係があること、生き物や生き物が住みやすい環境を大切にしなければならないことという学習の狙いをおおむね達成していることがわかった。なお生物多様性への認識の達成については、ポートフォリオと教師による観察結果が整合せず、本研究でははっきりした結論が得られなかった。

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