直腸・S状結腸びまん性海綿状血管腫合併妊娠の1例

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タイトル別名
  • A case of pregnancy accompanied by diffuse cavernous hemangioma of the rectosigmoid colon

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説明

症例は21歳、3妊0経、既往歴に直腸・S状結腸びまん性海綿状血管腫がある。無月経を主訴に当科初診となり、妊娠9週5日の診断で妊婦健診を開始した。妊娠経過で下血などの出血は認めず、鉄剤投与により貧血管理を行った。分娩方法は予定帝王切開とした。 直腸びまん性海綿状血管腫合併妊娠の報告は少なく、本症例を含め2例である。本症例では画像所見より出血リスクを考慮して予定帝王切開を行い、母児ともに良好な経過を辿った。血管腫の位置や分布面積などを評価した上で症例ごとに分娩様式を検討し、出血した際には血管腫の摘出を含めた手術をする準備が必要である。

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