レジスタントスターチ含量が高い米粉用水稲新品種「ちくし粉85号」の育成

書誌事項

タイトル別名
  • 'Chikushi kona 85', a new rice cultivar for rice flour with high resistant starch content
  • レジスタントスターチ ガンリョウ ガ タカイ ビゼフンヨウ スイトウ シン ヒンシュ 「 チクシ フン 85ゴウ 」 ノ イクセイ
公開日
2018-03
資源種別
journal article
公開者
福岡県農林業総合試験場

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説明

新品種「ちくし粉85号」は,高レジスタントスターチ(以下RS)含量,主食用並の収量性を有する米粉用水稲品種の育成を目的に,中生,多収の「フ系2032」を母,高RS系統「EM129」を父として2005年に人工交配を行った組合せに由来する。「ちくし粉85号」の特性を「ニシホマレ」と比較すると,成熟期は11日遅い‘晩生’に属する粳種である。稈長は長く,耐倒伏性は弱い。千粒重はやや軽く,収量は8%低収であるが,既存の高RS品種より65%多収で,主食用品種並の収量性を有する。玄米の粒質は粉状質である。玄米RS含量は約17%と高く,米粉を原料に使ったビスケットのヒト臨床試験において,「ヒノヒカリ」に比べ「ちくし粉85号」では,食後の血糖値上昇が緩やかであった。「ちくし粉85号」は,機能性成分であるRS含量の高さを活かした米粉製品への利用が期待されることから,2017年6月に種苗法による品種登録出願を行い,同年9月に品種登録出願公表された。

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