メインカルチャーとしての米ディズニーランド ~南カリフォルニアンへのインタビューを通して

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タイトル別名
  • メインカルチャー トシテノ ベイ ディズニーランド ~ ミナミ カリフォルニアン エノ インタビュー オ トオシテ
  • Disneyland as a Main Culture in the US: Through Interviews

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本論はディズニーランドの受容スタイルにおける日米比較である。1983年の東京ディズニーランド開園以来、ディズニー世界は日本国民に広く認知されることとなったが、その受容はアメリカとは異なったものとなっている。年月の経過とともにディズニーランド、ディズニー世界はサブカルチャー、いわばオタク文化の殿堂的な色彩を帯び始めていったのである。一方、アメリカ、とりわけディズニーランドの地元である南カルフォルニアにおいて、その受容は大きく異なっている。ディズニーランドのコンセプトであるテーマパークとファミリーエンターテインメントが根強く維持されており、ディズニー世界はアメリカのメインカルチャーを象徴する存在であり続けているのである。そして、この傾向はディズニーがエンターテインメント世界での"帝国"を構築することによって、より深まっていると思われる。このような現状を確認するため、2016年から2018年にかけて米ディズニーランド周辺の住民にインセンティブなインタビューを行い、その具体的な現状の分析を行った。その結果、ディズニーファンであるなしに関わらず、全世代がディズニーランドを自らのライフスタイルを形成し、振り返るための重要な要素として位置づけていることを明らかにした。

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