書誌事項

タイトル
プラトン初期対話篇研究
タイトル別名
  • プラトン ショキ タイワ ヘン ケンキュウ
著者
上田, 徹
著者別名
  • Ueda, Toru
学位授与大学
筑波大学
取得学位
博士(文学)
学位授与番号
乙第1472号
学位授与年月日
1999-01-31

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説明

【要旨】

目次

目次

序章 プラトン哲学の出発点としての初期対話篇

I はじめに

II「初期対話篇」とは何か

III ロゴス・想起・イデアの三一的プラトン解釈の立場

第一章 ホモロギアーの知としての法(ノモス)-『クリトン』篇解釈

I 言論からの出発

II 初期対話篇における「魂への配慮」と言論による探究との関連

Ⅲ ソクラテスにおけるロゴスと生

第二章『弁明』篇と『クリトン』篇の間-『クリトン』篇解釈の問題点について

I『クリトン』篇の問題点

II 対話人物化されたノモスとアテナイの法律の相違

III『弁明』篇での「説得」

IV 説得-服従原理の問題点

第三章 ソクラテスのエレンコス-その問題の再定位のために

I『弁明』篇でのソクラテスが知恵・知識と呼ぶのはどのようなものか

II エレンコスの問題に閔する諸家の見解の批判的吟味

III「何であるか」の問いとエレンコスの活動との方法的な相互補完性について

補注 いわゆる「エンドクサ」説について

第四章 自知と行為-『カルミデス』篇を中心にして

I 導入的および行為についての定義

II 知識についての定義

III 善悪の知

第五章『プロタゴラス』篇における知識と快楽

I 351B3-357E7における快楽主義批判

II 快楽と善の同一性をソクラテスは主張しているのか?

III 結語

第六章 パラドクスの論理-『メノン』篇における知識の問題

I ホワイトによる探究のパラドクスの解釈

II パラドクス提出の背景

III パラドクスの解釈

第七章『メノン』篇における想起(アナムネーシス)の論理-『メノン』篇での幾何学的証明の解釈について

I ソクラテスによる実験

II 想起説とソクラテスの実験の関係について

III 探究のパラドクス

IV 実験(1)・(2)の再解釈

V 正しい思惑から知識へと導くもの

補注A「定義の優先」(Priority of Definition)と『メノン』篇解釈との関係

補注B イデアとの遭遇について

終章

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