庾信研究 : 恥意識と修辞の特色について

書誌事項

タイトル
庾信研究 : 恥意識と修辞の特色について
タイトル別名
  • ユ シン ケンキュウ : ハジ イシキ ト シュウジ ノ トクショク ニ ツイテ
著者
矢嶋, 美都子
著者別名
  • ヤジマ, ミツコ
学位授与大学
お茶の水女子大学
取得学位
博士 (人文科学)
学位授与番号
乙第83号
学位授与年月日
1998-03-24

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説明

博士論文

資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
博士論文

目次

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凡例

序論

一、庾信略伝と先行研究

二、研究の目的と方法

三、本論文の構成と要旨

本論

庾氏の系図

第一章 庾信の家系について

第一節 新野の庾氏と潁川の庾氏

一 庾信の先祖と潁川の庾氏の関係について

二 庾信の頃の新野の庾氏と潁川の庾氏

三 江陵(南郡)を故郷とする新野の庾氏(深之、彦達、域、詵の一族)

第二節 庾信に伝わる新野の庾氏の遺風

一 外交使節としての素質

二 誇り高く清節の官吏

第三節 庾信の家系図について

一 庾信の叔父について

二 庾信の子供について

三 庾信の兄弟について

第二章 庾信の恥意識の諸相とその背景

第一節 異朝に仕えたことに対する恥意識

一 「食周薇」について

二 故郷の人に対する恥意識

第二節 宮廷詩人として感じた恥意識

一 外交使節の宴席に侍って

二 天子主催の儀式に侍って

三 北朝(北周)の宮廷詩人として

第三節 庾信の恥意識の背景

一 北朝の文学風潮

二 麟趾殿学士について

三 北周の文学環境と梁朝の文学環境の違い

第三章 修辞に見る庾信の宮廷詩人としての姿勢

第一節 「蒙賜酒」詩に見る庾信の宮廷詩人としての姿勢

一 テーマの特異性ついて

二 「蒙賜酒」詩等七首の内容の検討

第二節 庾信の碑・銘に見る史実の描き方―梁朝の忠臣・王琳を軸にして

一 王琳について

二 庾信の王琳観

三 神道碑・墓誌銘に描かれた王琳

第三節 庾信の「辺塞詩」に詠出された雲について

一 庾信以前の戦争・軍事に関する作品に詠じられた雲

二 庾信の戦争・軍事に関する詩に詠出された雲

第四節 庾信の「喜雨」詩に見る宮廷詩人としての気遣い

一 六朝時代の「喜雨」詩について

二 庾信の「喜雨」詩について

第四章 庾信の作品の唐詩への影響

第一節 庾信の「対雨」詩の唐詩への影響

一 庾信の「対雨」詩に見る雨に対する認識

二 六朝時代の雨の詩に見る雨に対する認識

三 「対雨」詩が歌われた背景

四 庾信の「対雨」詩の唐詩への影響

第二節 庾信の五言絶句型の詩について

一 考察の点検五項目

二 庾信以前の声律の傾向

三 梁朝の詩人の声律の傾向

四 庾信の五言四句の詩の声律について

第三節 庾信の「遊仙詩」に表れた藤―葛藟から紫藤ヘ

一 庾信の「遊仙詩」に見られる特徴

二 庾信の「遊仙詩」に見る藤のイメージ

三 唐詩への影響、杜甫と王維の詩を中心に

結論

付記

参考文献(引用文の底本、典拠とした書籍名。訳書も含む参考書籍、庾信に関する日本と外国の先行論文)

庾信関連地図

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