妄信的に攘夷運動に奔走するも幕府側につき、徳川慶喜に仕えた若き日の渋沢栄一。生来の好奇心と慧眼、人との出会いが、日本資本主義の礎を築く巨人へと成長させた。パリ万博使節団に随行し西欧の神髄を知るまでの半生を描く。