テフロンキャピラリーチューブを用いるオンライン濃縮法による超微量銅と鉄の逐次吸光定量

  • 艾尓肯 依不拉音
    東京理科大学理工学部工業化学科:278-8510 千葉県野田市山崎2641
  • 板垣 昌幸
    東京理科大学理工学部工業化学科:278-8510 千葉県野田市山崎2641
  • 渡辺 邦洋
    東京理科大学理工学部工業化学科:278-8510 千葉県野田市山崎2641

書誌事項

タイトル別名
  • Stepwise spectrophotometric determination of trace amounts of copper and iron using a teflon-tube on-line concentration method.
  • テフロン キャピラリー チューブ オ モチイル オンライン ノウシュクホウ ニ ヨル チョウビリョウ ドウ ト テツ ノ チクジ キュウコウ テイリョウ

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説明

アルカリ処理したテフロンチューブを使用するCuとFeの予備濃縮法と,それを利用するフローインジェクション分析法(FIA)を検討した。検出はテフロンチューブに濃縮後,0.5M HCl溶離液で溶出し,5-Br-PSAA溶液と合流させCu(II)を検出,その後流路を切り替えて,アスコルビン酸でFe(III)をFe(II)に還元し,同じ検出試薬,同一測定波長で逐次定量した。本法の検出限界はCu(II)は0.1ppb,Fe(III)は0.2ppbであり,定量範囲はそれぞれ0.3~16,0.6~16ppbであった。本法を水道水中のCu,Feの定量に適用した結果,GF-AAS及びICP-AESの結果と一致した。また,吸着化学種はCu,Feの水酸化物イオンであり,コロイドの吸着ではないことが明らかにされた。

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 49 (7), 515-521, 2000

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (15)*注記

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