ビオチン‐アビジン生物親和結合を用いる多孔性ガラス細孔内での酵素の連続固定化 第2報 ビオチン‐アビジン生物親和結合を用いるL‐グルタミン酸に対する増幅型リアクターの設計
書誌事項
- タイトル別名
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- Molecular design of an enzyme reactor involving amplification for L-glutamate using biotin-avidin bioaffinity binding.
- ビオチンーアビジン生物親和結合を用いるL-グルタミン酸に対する増幅型リアクターの設計
- ビオチン アビジン セイブツ シンワ ケツゴウ オ モチイル L グルタミンサン ニ タイスル ゾウフクガタ リアクター ノ セッケイ
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説明
L-グルタミン酸に対して基質リサイクリングによる増幅機能を有した酵素リアクターを作製するために, 孔直径53.8nmのアミノプロピル化多孔性ガラスビーズ (NH2-CPG) に段階的なビオチン-アビジン生物親和結合により, L-グルタミン酸オキシダーゼ (GlOD) とグルタミン酸脱水素酵素 (GlDH) を孔内部空間に直鎖状に固定化する方法について検討した. また, それぞれの段階での酵素の固定化量から, 孔内部空間での酵素分子の配向を推定した. 最も大きな増幅率は, GlODとGlDHをグルタルアルデヒド橋かけ法によりNH2-CPGにランダム同時固定化した後, 更にアビジン分子を橋かけ分子としてGlODとGlDHをランダムに同時固定化したリアクターで得られ, キャリヤー流量が20μl min-1のときに606倍の増幅率がL-グルタミン酸に対して得られた. L-グルタミン酸に対する検量線は5×10-9~5×10-7Mの濃度範囲で直線関係を示し, 検出下限 (S/N=3) は3×10-9M (30fmol) であった.
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 50 (9), 613-618, 2001
公益社団法人 日本分析化学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204052848128
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- NII論文ID
- 110002905994
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD3MXntVyhu7g%3D
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- NDL書誌ID
- 5909880
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可