水酸化ランタン共沈分離／還元蒸留／黒鉛炉原子吸光法による高塩濃度廃水中の無機ヒ素（ＩＩＩ，Ｖ）と有機ヒ素の分別定量

DOI NDLデジタルコレクション Web Site Web Site 被引用文献2件 参考文献36件

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タイトル別名
  • Selective determination of inorganic and organic arsenic in high salts wastewater by graphite-furnace AAS after lanthanum hydroxide coprecipitation and reductive distillation.
  • 水酸化ランタン共沈分離/還元蒸留/黒鉛炉原子吸光法による高塩濃度廃水中の無機ヒ素(3,5)と有機ヒ素の分別定量
  • スイサンカ ランタン キョウチン ブンリ カンゲン ジョウリュウ コクエン ロ ゲンシ キュウコウホウ ニ ヨル コウエン ノウド ハイスイ チュウ ノ ムキ ヒソ 3 5 ト ユウキ ヒソ ノ フンベツ テイリョウ

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抄録

黒鉛炉原子吸光法による高塩濃度廃水中の無機ヒ素(III, V) と有機ヒ素の分別定量のために, 水酸化ランタン共沈分離と蒸留分離を用いる前分離操作を検討した. ジメチルアルシン酸, モノメチルアルソン酸, p-アミノフェニルアルソン酸共存のときに, 無機ヒ素は水酸化ランタン共沈分離 (pH12以上) で選択的に分離できた. 無機ヒ素を分離した後の有機ヒ素を含む廃水試料を2.75M H2SO4, 4M HClとし, 塩化第一スズを添加して還元蒸留すると, 全有機ヒ素がクロロアルシン類として定量的に分離された. この無機ヒ素と全有機ヒ素の分別定量法を高塩濃度の実廃水に良好に適用できた. 廃水試料100mlについての検出限界(3σ) は, 無機ヒ素では0.3, 有機ヒ素では2.3μg dm-3であった.

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 50 (3), 187-192, 2001

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (36)*注記

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