陰イオン交換樹脂を用いるガリウム(III)イオン選択性電極の作製とその工業材料分析への適用
書誌事項
- タイトル別名
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- Preparation of gallium ion-selective membrane electrode by use of anion-exchange resin and its application to chemical analysis of industrial materials.
- 技術論文 陰イオン交換樹脂を用いるガリウム(III)イオン選択性電極の作製とその工業材料分析への適用
- ギジュツ ロンブン インイオン コウカン ジュシ オ モチイル ガリウム III イオン センタクセイ デンキョク ノ サクセイ ト ソノ コウギョウ ザイリョウ ブンセキ エ ノ テキヨウ
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抄録
クロロガリウム (III) 酸形陰イオン交換樹脂とo-ニトロフェニルオクチルエーテルで可塑化したポリ塩化ビニル膜を炭素棒に被覆し電極を作製した. この感応膜に対する塩酸溶液中のガリウム (III) の応答特性を調べた. 6mol dm-3塩酸溶液中で測定したとき, ガリウム (III) の応答時間は一番短く, 30秒で一定の値を示した. 3~6mol dm-3塩酸溶液中で電位を測定したとき, ガリウム (III) が10-6~10-2mol dm-3の濃度範囲でネルンスト形に近い勾配 (30±2mV/decade) を示した. この電極でガリウム (III) を定量するとき妨害となった陰イオンは, Cr2O72-, FeCl4-, TeCl62-, C104-及びNO3-であった. ヒ化ガリウム中のガリウムは, 試料を6mol dm-3塩酸に溶解するだけで定量できた. ケイ素-アルミニウム合金中のガリウムの定量は, イオン交換によるマトリックス除去法を併用することにより可能となった.
収録刊行物
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- 分析化学
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分析化学 50 (11), 753-757, 2001
公益社団法人 日本分析化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204053783296
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- NII論文ID
- 110002905988
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- NII書誌ID
- AN00222633
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD3MXoslertrs%3D
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- NDL書誌ID
- 5981874
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- ISSN
- 05251931
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- NDL-Digital
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可