ひび割れ発生時期とその後の環境条件が中性化の進行に及ぼす影響

  • 小松 直人
    芝浦工業大学 工学部土木工学科
  • 西村 次男
    東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター
  • 蔵重 勲
    財団法人 電力中央研究所
  • 加藤 佳孝
    東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of time of crack and environmental condition on progress of carbonation
  • ヒビワレ ハッセイ ジキ ト ソノゴ ノ カンキョウ ジョウケン ガ チュウセイカ ノ シンコウ ニ オヨボス エイキョウ

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説明

ひび割れがコンクリート構造物の中性化進行に及ぼす影響を検討した結果はあるが, その多くは水和反応が概ね終了した時点で発生するひび割れを対象としており, 水和反応が比較的活発な若材齢時に発生したひび割れを検討の対象とした例は少ない.本研究では, 極若材齢に発生したひび割れが, 中性化進行に及ぼす影響の把握を目的とし実験的な検討を行った.その結果, 極若材齢に発生したひび割れはその後の養生によって, ひび割れ内の未水和セメントが反応し, ひび割れが閉塞する可能性があることがわかった.[本要旨はPDFには含まれない]

収録刊行物

  • 生産研究

    生産研究 60 (3), 184-187, 2008

    東京大学生産技術研究所

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