クロロフィル蛍光を用いた現場植物プランクトン一次生産力測定法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation of <i>in situ</i> primary productivity using chlorophyll fluorescence technique in phytoplankton and its verification
  • クロロフィル ケイコウ オ モチイタ ゲンバ ショクブツ プランクトン イチジ セイサンリョク ソクテイホウ ノ ケントウ
  • Estimation of in situ primary productivity using chlorophyll fluorescence technique in phytoplankton and its verification

この論文をさがす

抄録

クロロフィル励起蛍光に基づいた方法(CF法)により,琵琶湖における植物プランクトン一次生産力(g O2 m-2 d-1)を測定し,その有効性を確かめるために酸素法(ボトル培養法)で求めた一次生産力と比較した。その結果,CF法と酸素法で測定した日間一次生産力(それぞれ,P CFP O2)の間にはP O2= 0.91P CFの直線関係が認められ(n = 7, r 2 = 0.876, p < 0.01),その傾きと1との間に有意差はなかった。また,2012年4月17日~12月17日の期間,P CFは0.28~6.59 g O2 m-2 d-1(0.09~2.01 g C m-2 d-1)の範囲で大きく変動した。これらの値は,これまでに求められた日間一次生産力の範囲内に収まったが,観測された日変動は月間あるいは年間の一次生産力を求める際により正確な値を与えられることを示唆した。

収録刊行物

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (63)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ