視界支援用の車載カメラとして使用される魚眼カメラ画像列を用いた超解像の提案

  • 高野 照久
    東京大学 学際情報学府
  • 松下 侑輝
    鹿児島大学 大学院理工学研究科
  • 小野 晋太郎
    東京大学生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター (ITS センター)
  • 川崎 洋
    鹿児島大学 大学院理工学研究科
  • 池内 克史
    東京大学生産技術研究所 次世代モビリティ研究センター (ITS センター)

書誌事項

タイトル別名
  • Super Resolution of Fisheye Images Captured by On-Vehicle Camera for Visibility Support
  • シカイ シエンヨウ ノ シャサイ カメラ ト シテ シヨウ サレル ギョガン カメラ ガゾウレツ オ モチイタ チョウカイゾウ ノ テイアン

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抄録

自動車のバックカメラや監視カメラで,魚眼カメラの搭載が広がっている.このような魚眼カメラは一般のデジタルカメラに比べて解像度が低く,レンズの収差等による画質の劣化が起こりやすい.本稿では,魚眼カメラの画像を複数枚使った超解像処理により,魚眼カメラで欠損しやすい高周波成分を復元する手法を提案する.そのために,魚眼カメラの歪みを補正して位置合せし,歪補正後の画像で超解像を行う.超解像に用いる劣化行列には,レンズのブラーと歪補正による拡大・縮小を合わせたブラー行列を用いる.実際に魚眼レンズを取り付けたデジタルカメラで撮影した画像を用いて実験を行い,本手法の有効性を確認したので,その結果を報告する.

収録刊行物

  • 生産研究

    生産研究 67 (2), 99-104, 2015

    東京大学生産技術研究所

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