伝達手段間の災害情報伝達効果の比較

  • 小髙 暁
    東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター
  • 川崎 昭如
    東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison between Different Means in Disaster Information Dissemination
  • 伝達手段間の災害情報伝達効果の比較 : タイ王国ルーイ県での実証実験
  • デンタツ シュダン カン ノ サイガイ ジョウホウ デンタツ コウカ ノ ヒカク : タイ オウコク ルーイ ケン デ ノ ジッショウ ジッケン
  • -タイ王国ルーイ県での実証実験-
  • – Demonstration Experiment in Loei Province, Thailand –

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抄録

携帯電話のSMS は,災害情報伝達手段としての活用が期待されているが,実際の伝達効果は十分に議論されていない.本研究ではタイ王国ルーイ県を研究対象地とし,SMS および既存の伝達手段である屋外スピーカーから災害情報を実際に発信し,その伝達結果を視覚的に表現した.その結果,降雨に伴う騒音により,屋外スピーカーは伝達可能な範囲が減少する一方,その範囲をSMS により補間できることが明確になった.今後は,SMS からの災害情報が対象地住民の間で伝達される過程を時間軸で分析するなど,その伝達効果を更に把握する必要がある.

収録刊行物

  • 生産研究

    生産研究 67 (4), 333-336, 2015

    東京大学生産技術研究所

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