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- 升田 博之
- 文部科学省金属材料技術研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Atmospheric Corrosion of Iron and Stainless Steel Surface
- カイセツ テツ ステンレス コウ ヒョウメン ノ タイキ フショク
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抄録
海塩粒子は日本のような四方を海で囲まれた島国ではどこでも多かれ少なかれ存在する.そのため, SUS316L鋼のような耐食性の高いステンレス鋼を使用しても腐食の発生は起こる.海塩付着量はいろいろな工夫で減らすことは可能である.しかし目に見えない腐食は起こっていると考えたほうが正しい.電子機器など非常に小さな腐食でも問題となるようなものには海塩による腐食は重要な問題である.実際海岸付近で電子機器を連続的に使用すると海塩粒子の付着により短期間で故障する.ただ装置を使用している場合, 発熱による外気との温度差により機器の表面の相対湿度は非常に低くなっているので, 腐食の問題は起こらない.装置の電源を切り, 相対湿度が空調した室内程度 (40%程度) になったとき腐食の危険にさらされることになる.高Ni高Crのステンレス鋼は海塩でも腐食しないものは存在するが, 同様に海塩で腐食しないTiとの価格競争で問題となり, 安価で高濃度の塩化物で腐食が起こらないステンレス鋼の開発が今後の課題である.
収録刊行物
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- 真空
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真空 44 (10), 868-874, 2001
一般社団法人 日本真空学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204065783936
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- NII論文ID
- 10007390177
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- NII書誌ID
- AN00119871
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- ISSN
- 18809413
- 05598516
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- NDL書誌ID
- 5964172
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可