2 Dirac Operatorの時間的変化についてのFeynman Bungeの関係式の擴張
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- 山崎 久一
- 九大農
抄録
Feynman BungeはDirec電子のmean-position operator r^^-を、Foldy-Wouthuysenのものよりももっと簡単に定義した。筆者は彼らのr^^-の定義を任意のDirac operator Qに拡張してQ^^-を定義し、同時にこれをcovariant化した。このQ^^-を採ればその時間微分dQ^^-/dtは全く'Zitlerbewegung'を含まないようになり、Pauli電子のものをcovariant化したdQ/d〓=i[H_<II>,Q]、ここに[H_<II>はDirac方程式2階のHamiltanianと正確に対応して来る。Qに対するFoldy-Wouthuysenのmean operator F-W(Q)、Qのgeradeな部分g(Q)はいずれも、一般の電磁場がある場合には近似的にしか求められないけれども、このQ^^-及びその時間微分はこの場合にも、上述の如く容易に求められるという特長がある。そしてこれによって2階のHamiltonian H_<II>が普通の(1階の)Dirac電子に対してもつ、云わば力学的意義も明らかにされたと思う。尚Q^^-そのものの実質的意義は、当然Zitlerbewegung(及びCompion波長等)の意義と共に明らかにされるべきものである。
収録刊行物
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- 素粒子論研究
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素粒子論研究 16 (4), 351-361, 1957
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204071167488
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- NII論文ID
- 110006559694
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- ISSN
- 24332895
- 03711838
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可