9. 中間子に二重崩壊過程に就て

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Abstract

先に中間状態に於けるエネルギー保存に由来する遷移確立の発散は赤外異変の場合と同様にして、摂動の各近似毎に排除出来ることを示したが、ここでは中間状態の減衰効果を考慮することによつて、この発散を排除する方法を示し、またこのようにして得られた解は部分的ではあるが、高次近似を考えに入れているので、その性質は物理的にも一層満足なものであって、特に中間状態としてReal,Virtual何れの状態もが可能であるような過程、例えばVirtual π°の2γ崩壊の重要性の同題、高エネルギー核光電効果に於けるreal meson交換の同題等の記述に有効であろうことを、このような例中最も簡単な二重崩壊過程について示すのが目的である。

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  • CRID
    1390001204073737984
  • NII Article ID
    110006550497
  • DOI
    10.24532/soken.4.8_113
  • ISSN
    24332895
    03711838
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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