超弦理論の径路積分量子化とSupermoduliの幾何学的意味

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  • チョウゲン リロン ノ ケイロ セキブ

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抄録

径路積分による超弦の量子化は,その幾何学的意味が明瞭であるという利点を持つが,この方法による超弦の振幅計算は最終的にmoduliとSupermoduli parameterの積分に帰着すると考えられている。しかし,"Supermoduli"に関してはまだあまり詳しく理解されている訳ではない。最近,超弦理論に刺激され,数学の分野で超リーマン面の理論が研究され始めている。この論文では,この超リーマン面の概念を用いて,特に1-loop(Super torus)の場合にSupermoduliがどのように理解できるかについて考察する。

収録刊行物

  • 素粒子論研究

    素粒子論研究 76 (2), 37-90, 1987

    素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部

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