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- 池見 洋明
- Department of Civil Engineering, Kyushu University
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- 江﨑 哲郎
- Research Institute for East Asia Environments, Kyushu University
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- 三谷 泰浩
- Department of Civil Engineering, Kyushu University
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- TRAN Tu Anh
- Graduate School of Engineering, Kyushu University
書誌事項
- タイトル別名
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- Spatial Distribution of Human Impacts on Terrain Based on Land-use Change Analysis
- 土地利用の変遷分析に基づく人為的な地形改変の空間分布--福岡県域を対象とした1900年以降の土地利用データの作成とGIS分析
- トチ リヨウ ノ ヘンセン ブンセキ ニ モトズク ジンイテキ ナ チケイ カイヘン ノ クウカン ブンプ フクオカケンイキ オ タイショウ ト シタ 1900ネン イコウ ノ トチ リヨウ データ ノ サクセイ ト GIS ブンセキ
- —Development and GIS Analysis of Land-use Maps since 1900 in the Fukuoka Prefecture Area—
- ―福岡県域を対象とした1900年以降の土地利用データの作成とGIS分析―
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説明
本研究は, 自然災害に対する土地の脆弱性に関して, 人為的な地形改変を空間的に明らかにするために, 土地利用変化に着目した. 最初に1/50,000旧版地形図から農用地, 森林, 市街地, 河川, 海浜, 海に区分する100mメッシュ土地利用データの作成手法を確立した. 次に福岡県域を対象にし, 地理情報システム(GIS)を用いて, 1900年以降の土地利用の変遷と地形・地質との空間分析を行った.<br> その結果, 次のことを明らかにした. (1)1900年は地形の起伏にあわせた土地利用であったが, 1950年以降は, その関係が大きく変化した. (2)深成岩類の土地での開発は1900年以前から各地で行われており, 1950年以降は開発が農用地から市街地へと変化した. (3)市街地と農用地の標高および傾斜角の変化は, 山地と市街地とが隣接する土地が1900年に比べ10倍程度増加したことを示した. (4)土地利用と地質の特徴から, 森林から変化した深成岩類の土地の地形には, 人為的インパクトとして, 地形の傾斜角で4~8°の変化が見積もられた.<br> これらの結果は, 本手法が人為的な地形改変の空間分布の把握に有効であることを示している.
収録刊行物
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- 応用地質
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応用地質 52 (3), 97-108, 2011
一般社団法人 日本応用地質学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204093948160
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- NII論文ID
- 10029340771
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- NII書誌ID
- AN00026635
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- ISSN
- 18840973
- 02867737
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- NDL書誌ID
- 11210033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可