オフィス機器分野 (ISO/IEC JTC 1/SC 28)における画質測定の国際標準化活動

書誌事項

タイトル別名
  • International Standardization Activities of Image Quality Measurement in OfficeEquipment (ISO/IEC JTC1/SC28)
  • オフィス キキ ブンヤ ISO IEC JTC1 SC28 ニ オケル ガシツ ソクテイ ノ コクサイ ヒョウジュンカ カツドウ

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抄録

画質評価の目的は,イメージングシステムを人間に最適化することにある.そこで,画質評価は,主観評価と対応の良い客観評価(画質測定)方法が,印刷,銀塩写真,テレビジョン,電子写真,インクジェット,ディジタルカメラなどのイメージングシステムに対して研究されてきた.<br> 画質評価の国際標準化は,イメージングシステムを共通尺度で定量化するための物理的測定方法が主に進められてきたが,近年は,主観評価と対応の良い画質心理物理量(画質属性)の測定方法の標準化が進められてきている.<br> ISO/IEC JTC1/SC28(オフィス機器)では,ハードコピーの画質属性を体系化し,その画質属性を簡単な測定装置で自動的に測定できる国際標準化が進められてきて,ISO/IEC 13660「Measurement of image quality attributes for hardcopy output」を標準化した.ISO/IEC 13660は測定誤差,主観との対応などの課題はあるが,画質属性を規定した最初の国際標準である.SC28国内委員会が担当するISO/IEC 13660の改良と,米国のINCITS W1.1プロジェクトが担当する「Appearance based image quality standards for printers」の国際標準化活動の現状を報告する.

収録刊行物

  • 日本画像学会誌

    日本画像学会誌 44 (4), 215-223, 2005

    一般社団法人 日本画像学会

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