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- 田島 健次
- 北海道大学大学院工学研究院生物機能高分子部門 生物工学分野応用生物化学研究室
書誌事項
- タイトル別名
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- Fusion of Paper and Electronic Media -Paper Based Electronic Paper-
- カミ ト デンシ メディア ノ ユウゴウ カミ ベース ノ デンシ ペーパー
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抄録
電子ペーパーは,紙の持つ表示の見やすさと,情報が瞬時に書き換えられるというデジタル機器の利点を併せ持った表示技術である.電子ペーパーとしては,以下の3つの要件を満足する必要がある.(1) 高いコントラストと解像度:電子ペーパーは光の反射によって文字を表示するため,背景と表示の間に高いコントラストが必要となる.また,他の表示デバイスと同様に,きれいに表示させるためには高い解像度が求められる.(2) メモリー性:表示の切換えの瞬間だけに電力を必要とし,その後の表示の維持に電力が必要なければ消費電力を大幅に抑えることができる.(3) フレキシビィティー:用いる素材を柔軟に,さらに素子全体の厚さを薄くすることにより,紙と同様な扱いが可能となる.我々はこのような3つの要件を満足しえる素材として,バクテリアが合成するセルロース(バクテリアセルロース (BC) )を選択した.本稿では,バクテリアにおけるセルロース合成機構とその構造的特徴を活かした新規表示デバイスの開発について紹介する.
収録刊行物
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- 日本画像学会誌
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日本画像学会誌 49 (4), 276-281, 2010
一般社団法人 日本画像学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204096993536
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- NII論文ID
- 130004800783
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- NII書誌ID
- AA1137305X
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- ISSN
- 18804675
- 13444425
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- NDL書誌ID
- 10797966
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可