酸化チタン樹脂分散層の電子写真特性

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タイトル別名
  • Electrophotographic Properties of Titanium Dioxide-Resin Dispersion Layers

抄録

酸化チタン樹脂分散層の電子写真特性を研究した.ルチル型酸化チタンと三つのよく知られた高分子(ポリ酢酸ビニル,ポリ塩化ビニル,ポリスチレン)を使用した.測定はコロナ帯電特性;すなわち,分散層の電気抵抗,静電容量,表面電位の立ち上り,暗減衰,光減衰,前露光疲労度らについておこなった.これらの結果から等価回路による解析が表面電位の立ち上りや暗減衰速度の解釈に定性的に成立することがわかった.さらには,暗減衰における表面電位の対数が,初期においては時間の立方根に比例し,次の段階では時間の平方根に比例して減少することがわかった.そこで表面電位の暗減衰の機構について考察をおこなった.

収録刊行物

  • 電子写真

    電子写真 9 (3), 3_80-3_88, 1970

    一般社団法人 日本画像学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001204097346560
  • NII論文ID
    130004484249
  • DOI
    10.11370/isjep.9.3_80
  • ISSN
    18805094
    00118478
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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