電気泳動着色粒子を用いたカラー電気泳動表示素子の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Investigation of Color Electrophoretic Display Utilizing Electrophoretic Colored Particles
  • デンキ エイドウ チャクショク リュウシ オ モチイタ カラー デンキ エイドウ ヒョウジ ソシ ノ ケントウ

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抄録

我々は,マイクロカプセル型カラー電気泳動表示素子(MC-color EPD)の研究を行った.近年,カラーフィルターを用いたMC-color EPDがカラー電子ペーパーとして注目を集めている.しかし,カラーフィルターを用いたMC-color EPDは,表示が暗い,またコントラストが低いというような問題を有している.そこで電圧を印加したときに,カラーに着色された電気泳動粒子が,絶縁性溶媒を内包したカプセル内を移動する新規なタイプのMC-color EPDについて研究を行った.絶縁性溶媒中において光学特性(着色性),電気泳動性および分散安定性を有するカラー電気泳動粒子は,逆相乳化—液中乾燥法を用いることにより,同一の反応容器内(ワンポット)で得られた.そしてカラー電気泳動粒子とTiO2白色粒子を用いたカラー電気泳動表示素子は,高い白色度と高いコントラストを示した.

収録刊行物

  • 日本画像学会誌

    日本画像学会誌 46 (4), 247-253, 2007

    一般社団法人 日本画像学会

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