医療面接における医師・患者間コミュニケーションスキル評価尺度 : 文献レビューと尺度構成項目の分析

  • 常住 亜衣子
    東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻医療コミュニケーション学教室
  • 石川 ひろの
    東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻医療コミュニケーション学教室
  • 木内 貴弘
    東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻医療コミュニケーション学教室

書誌事項

タイトル別名
  • A literature review of instruments measuring communication skills in medical education
  • イリョウ メンセツ ニ オケル イシ ・ カンジャ カン コミュニケーション スキル ヒョウカ シャクド : ブンケン レビュー ト シャクド コウセイ コウモク ノ ブンセキ

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説明

目的 : 医療面接における医師・患者間コミュニケーションスキル評価尺度の概要と問題点を明らかにする.<br>方法 : 先行研究,2009年以降の文献レビューより欧米で広く使用される尺度を収集した.尺度の評価項目をthe Kalamazoo Consensus Statement(KCS)を参考に分類した.<br>結果 : 対象とした10尺度の全項目の83%がKCSの示す領域いずれかに分類された.<br>考察 : 医師・患者間コミュニケーションに必須のスキルについて一定の合意形成が示唆されたが,実証的根拠を示す研究がさらに必要である.理論的根拠に基づき構成され,使用する場面に適した信頼性の高い評価ツールの選択・開発が求められる.

収録刊行物

  • 医学教育

    医学教育 44 (5), 335-344, 2013

    日本医学教育学会

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