バスケットボール・プレーヤーの適性予測に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Prediction of the Aptitude of Basketball Players
  • バスケットボール プレーヤー ノ テキセイ ヨソク ニカンスルケンキュウ

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説明

バスケットボール・プレーヤの適性を, 次の仮説を作業仮説として採用し, 予測を試みた. すなわち, 優秀選手は優秀でない選手より, そのスポーツにおいて適性を持っている. そこで, 高等学校男子バスケットボール部員の中で, 優秀選手群(25名), そうでない群(17名)を選び, まず, 両群の体力特性の検討及び文献研究から適性予測に役立つと考えられる7領域より64項目を選び測定を実施した. そしてこれらの結果に判別関数法を適用し, 両集団を最とも明確に判別するような判別関数, 及びその構造ベクトルを求め, それらの考察から適性予測に妥当性があると思われる13項目を選択した. 更に, この結果と判別関数値との間で重相関法を適用し, 実用化の為に項目数の縮小を試み, 適性予測のための組テストの作成を試みた. その結果, 論文に示されるように10項目からなる組テストが適当であることが分った.

収録刊行物

  • 体育学研究

    体育学研究 19 (2), 75-86, 1974

    一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会

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