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- KUMADA Makoto
- 京都大学
Bibliographic Information
- Other Title
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- 有機ケイ素化学の最近の進歩
- ユウキ ケイソ カガク ノ サイキン ノ シンポ
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Description
シリコーンという言葉が人の口にのぼってからすでに25年になる。この有機・無機の混血ポリマーはデビュー当時,それまでの有機ポリマーにみられない数多くのユニークな性能をそなえたため,「魔法の砂」の異名をさえもって迎えられた。したがって有機ケイ素といえばシリコーンそのものであるかのごとく思われがちだが,シリコーンの出現と発展に刺激されて,シリコーン以外の有機ケイ素化合物の化学が,この間に飛躍的な進歩を遂げたことをも見逃してはならない。周期律表におけるケイ素と炭素の相対的位置に基く両元素の化合物の構造や性質の違い,これが20世紀初頭の化学者の興味をひいた素朴なテーマであるが,次元こそ高度化はしたものの,規在の有機ケイ素化学者は再びこれと取り組みつつある。本稿はこの現状の一端の紹介である。
Journal
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- POLYMERS
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POLYMERS 17 (9), 828-837, 1968
The Society of Polymer Science, Japan
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204108524416
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- NII Article ID
- 130001433871
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- NII Book ID
- AN00084926
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- ISSN
- 21859825
- 04541138
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- NDL BIB ID
- 8208231
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- Data Source
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- JaLC
- NDL Search
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed