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- 森 尋昭
- 東京田辺製薬(株)研究開発本部
書誌事項
- タイトル別名
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- Case study : a comparative study of four databases ; Ringdoc (UDB). Biosis. Medline and EM for the search of Drug-Interaction
- イヤクヒン ソウゴ サヨウ ノ ケンサク ケッカ ノ ヒカク Ringdoc
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説明
医薬品の相互作用をRingdoc,Biosis,Medline,EMファイルを使い検索し,その結果を比較した。各ファイルでヒットした適合文献が,他のファイルに収録されていながら検索できなかった場合,その文献がどのようにindexingされているかを検討することにより網羅性の高い検索方法を考えてみた。検索の結果,Ringdocでは50件,Biosisでは49件,EM72では12件,EM73では55件,Medlineでは23件の文献がヒットし,その内適合文献(判断不明も含む)は,Ringdoc49件,Biosis44件,EM73 31件,EM72 4件Medline22件,の総計100件であった。Ringdoc,Medline,EM(72&73)の3種ファイルの総てに共通のヒット文献は,1件もなかった。Biosisは,Ringdocに次いで数多くのヒット文献を得た。そのヒット文献中,約2割はRingdoc未収録の文献であり,タイムラグの点からも優れていた。しかし,そのindexingをみると薬物に関するkey wordの入力が著しく少ないことがわかった。網羅性を要求された場合,薬物名を代用するkey wordを考慮し検索する必要があると思われる。Medlineは,やはり医薬品情報に対して他のファイルよりも弱かった。しかし,以前に比べタイムラグの改善が著しく,Ringdocよりも早く収録されている文献が数多く認められた。EMは,EM72ではほとんどヒットせず,現在処理中のファイルEM73のみが,他のファイルと同等のヒット文献を出した。そして,ユニークヒットが多いという特徴は認められたものの,収録されていながらヒットしない文献も多かった。EM73の場合,索引が不十分であり,free word検索をする必要があるが,free word検索ではノイズが著しく多くなった。Ringdocは,薬物名にDrug Interactionを意味するrole DIをlinkすることにより,ある薬物のDrug Interactionを検索できるが,DIの他にもReference Compoundを意味するrole RCを使う必要がある。また,タイムラグがいまだに改善されてないことが明らかになった。
収録刊行物
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- ドクメンテーション研究
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ドクメンテーション研究 36 (4), 173-181, 1986
一般社団法人 情報科学技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204140638976
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- NII論文ID
- 110002755916
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- NII書誌ID
- AN00172819
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- ISSN
- 2189826X
- 00125180
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- NDL書誌ID
- 2779446
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可