-
- 佐々木 慎一
- 高エネルギー加速器研究機構 放射線科学センター
書誌事項
- タイトル別名
-
- Present Status of the Experimental Determination of W-values in Gases
- キタイ ノ Wチ ソクテイ ノ ゲンジョウ ト モンダイテン
この論文をさがす
抄録
放射線の発見以来,気体中で荷電粒子により1イオン対を生成するために必要とされる平均エネルギーであるW値の実験的決定は多くの研究者によって為されてきた。このような実験から,多くの気体で確立されたWが得られるようになり,電子や陽子に対してWはほとんど一定値をとることが知られるようになった。しかしながら,いくつかの気体では未だに確立された値がないし,またエネルギー依存性を示すと考えられる重荷電粒子に対するWのデータは極めて少ない現状である。Wに関わるいくつかの重要な性質,例えば粒子の原子番号Zに対する依存性や気体圧力に対する依存性等,は十分に明らかにはなっていない。本稿では,W値の現状について概略し,測定における問題点について議論する。
収録刊行物
-
- RADIOISOTOPES
-
RADIOISOTOPES 61 (8), 415-427, 2012
公益社団法人 日本アイソトープ協会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204155873408
-
- NII論文ID
- 10030944499
-
- NII書誌ID
- AN00351589
-
- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC38XhsVCjt7bI
-
- ISSN
- 18844111
- 00338303
-
- NDL書誌ID
- 023943191
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可