II 原子・分子のダイナミクス「固体(格子系)」<br>中性子散乱によるリラクサー強誘電体の格子ダイナミクスの研究

  • 松浦 直人
    一般財団法人 総合科学研究機構CROSS東海事業センター

書誌事項

タイトル別名
  • II Dynamics of Lattices in Solids<br> Lattice Dynamics in Relaxor Ferroelectrics Studied by Inelastic Neutron Scattering
  • 中性子散乱による原子・分子のダイナミクスの観測(2)原子・分子のダイナミクス「固体(格子系)」 : 中性子散乱によるリラクサー強誘電体の格子ダイナミクスの研究
  • チュウセイシ サンラン ニ ヨル ゲンシ ・ ブンシ ノ ダイナミクス ノ カンソク(2)ゲンシ ・ ブンシ ノ ダイナミクス 「 コタイ(コウシケイ)」 : チュウセイシ サンラン ニ ヨル リラクサー キョウ ユウデンタイ ノ コウシ ダイナミクス ノ ケンキュウ
  • II Dynamics of Lattices in Solids Lattice Dynamics in Relaxor Ferroelectrics Studied by Inelastic Neutron Scattering

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抄録

中性子散乱を用いてリラクサー強誘電体Pb(Mg1/3Nb2/3)O3-PbTiO3の格子ダイナミクスの研究を行い,横波光学・音響フォノン,緩和モード,三つのモード間の結合を取り入れた解析により,リラクサー強誘電体の示す緩やかな誘電・圧電特性の温度変化の起源は,緩やかに成長する局所的分極領域における緩和モードの緩やかな臨界減速にあることを見出した。さらに中性子スピンエコー法を用いた測定により,顕著に誘電・圧電応答が大きくなるMorohptropic Phase Boundary(結晶相境界)において,分極回転を示唆する低エネルギー振動モードを見出した。

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参考文献 (58)*注記

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