シトルリンの代謝と薬効

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タイトル別名
  • Metabolism and Efficacy of Citrulline
  • シトルリン ノ タイシャ ト ヤッコウ

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シトルリンはアミノ酸の一種で,尿素回路を構成する化合物の一つである.1930年に日本の研究者によって,スイカの果汁から発見された.化学式は C6H13N3O3,化合物名は2-アミノ-5-(カルバモイルアミノ)ペンタン酸,分子量は175.2である.「シトルリン(citrulline)」という名前は,スイカの学名である Citrullus vulgaris に由来する.動物,特に哺乳類に広く存在し,1950年ごろには,ヒトの体内で重要な役割を果たしていることが明らかになり,1980年代に入ると,一酸化窒素(NO)との関係が見いだされ,今日この分野での研究が活発に行なわれている.

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 46 (7), 460-464, 2008

    公益社団法人 日本農芸化学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (17)*注記

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